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歌集『ひるがほ』河野裕子氏第二歌集(短歌新聞社文庫)


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ひるがほの花あかりほどのわが胸に額埋め来て稚かりける

病みし日のうすき胸元さしてゐし晩夏のひかり ひるがほのはな

髪羞(やさ)し汝が挿しくれしひるがほもひかりあえかにゆふべは萎えぬ




岩波現代短歌辞典で「ひるがお」を調べると
ありました!


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かばひくるる君が傍へにあはあはとひるがほのごと明りてゐたり
河野裕子氏第一歌集『森のやうに獣のやうに』


この一首によって、ひるがおは若い女性の健康な恋を表現する花として定着したといえる。
岡井隆氏(岩波現代短歌辞典P.559)






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かばひくるる君が傍へにあはあはとひるがほのごと明りてゐたり

この短歌は岩波現代短歌辞典「あわあわ」の所にも載っています。


この作品は恋する少女の初々しい心をあらわすのに「あはあはと」が効果的につかわれている。
高野公彦氏(岩波現代短歌辞典P.36)




炎天をよぎりてくれば石を抱き花くらぐらとひるがほありぬ

暗い昼それより暗くひるがほの薄き花びら陽をつつみゐき

過ぎてゆくほのかなことば ひるがほのそよぎの中に無人駅あり


今日8月12日は、河野裕子氏のご命日です
予約投稿時間にさせていただきました




by n0n1n | 2020-08-12 20:07 | 歌集 | Trackback