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2011年 02月 07日
落葉松
「落葉松」の作者は、北原白秋でした。
「落葉松」 一 からまつの林を過ぎて、 からまつをしみじみと見き。 からまつはさびしかりけり。 たびゆくはさびしかりけり。 二 からまつの林を出でて、 からまつの林に入りぬ。 からまつの林に入りて、 また細く道はつづけり。 三 からまつの林の奥も わが通る道はありけり。 霧雨のかかる道なり。 山風のかよふ道なり。 四 からまつの林の道は、 われのみか、ひともかよひぬ。 ほそぼそと通ふ道なり。 さびさびといそぐ道なり。 五 からまつの林を過ぎて、 ゆゑしらず歩みひそめつ。 からまつはさびしかりけり、 からまつとささやきにけり。 六 からまつの林を出でて、 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 からまつのまたそのうへに。 七 からまつの林の雨は さびしけどいよよしづけし。 かんこ鳥鳴けるのみなる。 からまつの濡るるのみなる。 八 世の中よ、あはれなりけり。 常なれどうれしかりけり。 山川に山がはの音、 からまつにからまつのかぜ。 北原白秋(明治18年1885年1月25日 - 昭和17年1942年11月2日) 北原白秋は「落葉松」を57年の人生の中で36年目(大正10年)に作られたそうです。 「落葉松の樹」の作者は、島崎藤村です。 「落葉松の樹」 落葉松の樹はありとても 石楠花(しゃくなげ)の花さくとても 故郷遠き草枕 思はなにか慰まむ 旅寝は胸も病むばかり 沈む憂は酔ふがごと 独りぬる夜の夢にのみ ただ夢にのみ山路をくだる 島崎藤村(1872年3月25日(明治5年2月17日)- 1943年(昭和18年)8月22日) 藤村は71年の人生の中で25才(初出1897年若菜集)か24才(明治29年10月「文学界」発表)の時に作られた「初恋」が有名ですよね。。。 「初恋」 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな 林檎畑の樹の下に おのづからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ
by n0n1n
| 2011-02-07 22:00
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